盗賊ギルド

概要
1. 地方支部
歴史
著名人

概要

盗賊ギルドはステルスやシャドーを得意とする者を集め、盗みとその訓練することを目的としている。その定義からして犯罪者だが、タムリエル各地の地方当局は何年も前から、メンバーの競争やひどい行為を許さないため、「犯罪調整役」としてのギルドの存在を容認してきた（もちろん、いい子ぶる当局には個人的に金銭的利益があることは言うまでもないが）。通常、帝国の明確な組織であると考えられているが、もちろん帝国の他の組織が公式に彼らの行動を容認することはない。

他の貿易ギルドと同様に、盗賊ギルドは専門家の組織である。ただし、この場合の専門家は強盗、スリ、密輸業者、その他の進取の気性に富んだオペレーターである。彼らは通常、公的なギルドホールを持たず、時には隠れ家を持ち、メンバーは大きな町の下水道、コーナークラブ、宿屋、酒場など一箇所に集まる傾向がある。一般的に、メンバーは互いに強盗をしない、盗みの最中に人を殺さない、貧しい者から奪わないという縛りがある。盗賊ギルドは通常、役人を買収し、盗品の闇市場を確立し、情報屋のネットワークを維持できる資力を備えている。

盗賊たちにとって盗品の闇市場や情報屋のネットワークの活用など盗賊ギルドに加入する大きなメリットになる。

ギルドの起源は、間政期の都市に存在した犯罪組織、アバーズランディングの盗賊ギルドまで遡ることができる。

地方支部

盗賊ギルドは一般的に地方単位で運営されており、地方支部間の連携や真の意味での関連性はほとんどない。各州の組織はそれぞれ独自のスタイルと評判を持っており、「盗賊ギルド」を名乗っている。その「階級」による昇進は、その組織の構造と個人の功績に基づいて変化する。いくつかの地方のギルドは何世紀にもわたって聞いたことがないが、それは彼らがもはや存在しないからか、それとも彼らが非常に、非常に優れているからなのかは不明である。第三紀末のイリアック湾地方では、盗賊ギルドは洗練された強力な組織として知られ、各地にギルドホールが点在していた。ギルドは帝国最高の盗賊としての評判を保つために戦い、ワーフ・ラットなどの競争相手を排除して活動を拡大させた。

それに比べて、当時のモロウウィンドの盗賊ギルドは、カモナ・トングのような、より確立された犯罪シンジケートからの大きな反対に直面した駆け出しの組織だった。彼らは紳士ジムステーシーという男に導かれ、裕福な貴族や商人からの盗みに焦点を合わせていた。モロウウィンドのギルドは、おそらく第4時代が始まる前に戦士ギルドとカモナ・トングによって排除された。他の地方のギルドは、シロディールの盗賊ギルドなど、より目立たないように運営することができ、それやその影のリーダー、グレーフォックスはしばしば神話以外の何者でもないと考えられている。

スカイリムの盗賊ギルドはリフテンという都市に本部があり、悪名高き団体であるにもかかわらず、その活動は自由である。かつてはタムリエルで最も影響力のある団体の一つであった。スカイリム周辺に見られる奇妙な印は、メンバーがお互いに残した暗号のメッセージだと考えられている。スカイリムのギルドは、ギルドマスターである「ガルス」（『ナイチンゲール』の作者とされるガルス・デシデニウス）という男の死後、数十年にわたって影響力の減少に苦しんでいる。最近ルネッサンスを起こしているとの噂が絶えないらしい。

ホーリンズ・スタンドの盗賊ギルドのリーダーは、伝統的にRed Aspとして知られている。