ダンマー(ダークエルフ)

種族

 

 

 

概要

 

タムリエルの他の地域ではダークエルフと呼ばれているダンマーは、モロウウィンドで生まれた黒い肌のエルフである。ほとんどのダンマーは自分の中に閉じこもり、モロウウィンドのほとんどのダンマーは他の種族に対して苦い不信感と軽蔑を抱き、自分たちが優れていると考えている。

 

灰色もしくは黒い皮膚に、赤い目が特徴的な種族。エルフ族の言語では「ダンマー」とも呼ばれる。

元々は「チャイマー」と呼ばれる種族だったが、信仰しているデイドラの王子の一柱「アズラ」の怒りを買った歴史があり、その呪いの影響で今のような風貌に変化した。

 

故郷はタムリエル大陸の東に位置し、大陸で最も大きな火山レッドマウンテンを囲むモロウウィンド……だったのだが、Skyrimの時代ではレッドマウンテンの噴火で呼吸もままならない死の大地と化したうえ、後述のアルゴニアンの侵攻も相まってほぼ壊滅。

 

生き残ったダンマー達は、スカイリムから割譲されたソルスセイム島を始めスカイリム本土にも散らばって身を寄せる事態となっており、特にウィンドヘルムにはスカイリムでも1番大きいダンマーの居住区画があるが、如何せんノルド至上主義の傾向が強い街柄故に殆ど無視されスラム街化してしまっている。

 

エルフらしく知性、魔力共に優れているのは勿論のこと、炎に対する先天的な耐性と優れた肉体的な能力を持っているため、魔術師や魔法戦士、また暗殺者としての適性に秀でている。

 

彼等の宗教は独特であり、伝統的な先祖崇拝とデイドラ崇拝が基本。
タムリエルの種族としては珍しい火葬という埋葬方法を取っており、死したダンマーの肉体は荼毘に付されその遺灰は先祖代々の墓所に蒔かれ、先人の遺灰と混ざり共に大地に帰っていくとされている。

アズラ、ボエシア、メファーラを善のデイドラとし、かつてはその転生体とされる三人の現人神を崇拝していた。

 

難民という立場の者が多くなる前からもノルド以上に排他的で人当たりが悪く捻くれた印象が強く、宗教・歴史上の経歴もあり、他種族との関係はあまり良くない。

しかし本来は家族の繋がりや身内感情、祖先や家名をとても大切にし、それ以外の恩義のある者に対しても義理堅く接する、人情深い種族である。

 

プレイヤーキャラとしては上述の通り魔術師・魔法戦士・暗殺者向け。

破壊魔法への適性ならハイエルフさえ凌ぐという攻撃的ぶりながら隠密・軽装備への適性もそこそこあるので、育て方によっては魔法を駆使して暗殺するという中々ユニークなキャラになったりする。

 

種族スキルとしては「ダンマーの血」により炎に対する高い耐性が特徴。炎属性の攻撃は食らうと少しの間燃焼ダメージを受け続けてしまうのでそれを押さえられるのは利点の一つ。
またこれにより吸血鬼化した時に最も相性が良いという点もある。と言うのも吸血鬼になると炎属性に対してダメージを大きく受けてしまうようになるのだが、この特性により実質プラマイゼロに持ち込む事が可能で相手から炎を浴びせ掛けられたからと恐れる必要が殆ど無くなるのだ。
更に吸血鬼になると隠密の面で大きくボーナスが掛かるので、持ち味をより活かしやすくなる。

他にも先人達の力を借りて炎を身に纏い、近付く相手を焼き払う「先人の憤怒」という力を持つ。

 

ちなみに呼びかけに使われている「セラ」「セルジョ」は彼らの二人称。「ミスター」とか「サー」のようなもの。

 

 

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社会

 

ダンマーは環境によって定義されてきた。レッドマウンテンは地平線上にあるのと同様に彼らの集団思考の中で大きく浮かび上がっている。その灰と溶岩はヴァーデンフェルの住民の意識を彫刻した。多くの都市から遠く離れずとも、巨大なフォヤダが傷のように土地を切り開いているのを見つけることができる。ダンマーは、モロウウィンド以外の場所で生まれたダンマーや他の種族を含む「よそ者」を見下す傾向があるが、その強さは様々である。ダンマー社会は審判の下、数千年にわたってチャイマー社会とよく似た構造を持っていた。支配評議会によって統治される国内のグレートハウスは権力と領土をめぐって互いに競争し、遊牧民グループは比較的近代を避けて古代の部族の慣習を守っていた。

 

 

グレートハウスは栄枯盛衰の傾向があり、多くは長い年月の間に衰退して消滅したり、他者に挑戦するために芽生えたりした。 第三紀の終わりには、最も重要な5大家はフラール、レドラン、テルヴァンニ、ドレス、インドリルで、それぞれが少なくとも第一評議会戦争以来、数千年前から存在した。 詳細は限られているが、各家は審判の神殿の崩壊に伴う激変を生き延びたことが知られている。ただしフラール家は例外で、以前に知られていなかったサドラス家にその地位を奪われた。最近の2紀では、レドラン家が大家の中で最も強力な存在となり、フラール家とインドリル家の地位を奪った。歴史的に、インドリルは神殿そのものに深く関わっていたため、両者の区別は難しい。審判の神殿の崩壊後、インドリル家と新神殿は同じものとみなされるようになった。 アッシュランドでは、先住民族のアッシュランダーは法律や政府を持たずに支配し、通常は賢者や先見者によって指示され、一族の指導者によって実行される規範、儀式、古代の伝統に厳格に則って生活していた。彼らはアッシュランドとグレイズランドの砂漠と平原に住んでいた。

 

ダンマーにとって「平和」な現状は、生きている神々に率いられている時でさえ、西洋人からはかなり「野蛮」だと思われていた。また政治的な駆け引きは絶えない。暗殺は一般的で、合法的に設立されたモラグ・トングが暗殺サービスを提供している。モロウウィンドの広い海岸線では大量のブラックマーケット活動が盛んに行われている。神殿への反体制派やその他の破壊者は長年にわたって狩られ迫害されてきた。かつて奴隷制度は一般的だった。主にカジートやアルゴニアンの奴隷が売買されていたが、多くの男や女も奴隷になっていた。 ゴブリンも重要な奴隷「資源」として見られていた。第3帝国タイバー・セプティムは奴隷制度を禁止したが、ダンマーが帝国に入る際には独自の神聖で伝統的な法律の保持を許されることとなった。奴隷を所有することは彼らの権利であるというこれらの主張にもかかわらず、多くのダンマーは依然としてその慣習を忌み嫌い、不道徳だと感じており、ダンマー社会には廃止論者が出続けた。 第三紀の終わりには廃止論者が勝利し、ヘルセス王は公式に奴隷制を廃止している。死霊術も一部のダンマーによって公然と行われているが、決してダンマーの死体で行われることはない。

 

グレートハウスは一般に、法廷への信仰、法廷を認める「善良なデイドラ」への敬意、祖先への崇拝を説く、確立された法廷の神殿に従った。これには実用性もあり、祖先の遺骨は霊を追い払うための幽霊柵に使われ、特に第二紀の終わりに法廷が作ったものは、ダゴス・ウルとその手下を寄せ付けないよう数百年間レッドマウンテンを囲っていた。 ダンマーはアッシュランダーが新神殿として存続させてきた祖先崇拝とデイドラ崇拝の伝統を速やかに再興させた。

 

 

グレートハウス(5大家)

 

諸家は古代ヴェロシ族に起源を持ち、モロウウィンドの政体として有効に機能し、地域内の貿易や地方行政の多くを支配している。

 

各豪族の代表は、第1紀末以降のモロウウィンドを統治する機関である大評議会に参加している。 また、各豪族には、豪族の方針や行動を執行する統治評議会がある。

 

現在までにゲーム中で言及されている家は、ダゴス家、ドレス家、フラール家、インドリル家、レドラン家、サドラス家、テルヴァンニ家である。ダゴス家とサドラス家を除くすべての家は、モロウウィンドの歴史のほとんどにおいて、モロウウィンドの統治に関わっていました。ダゴス家はレッドマウンテンの戦いで滅ぼされ、サドラス家は「赤い年」の後にフラール家に取って代わった。

 

グレートハウスへの加盟は一般的に出生の問題であるが、メンバーはグレートハウスの養子になることもできる。これには通常、既存のハウス評議員のスポンサーが必要である。 ダゴス家の解散後、そのメンバーの多くはこうして他のハウスに同化した。

 

 

ドレス家

 

ドレス家は農業と奴隷貿易で影響力を持ち、モロウウィンドの南東部を支配し、ヴァーデンフェルには領地を持たない。治める主要都市はティアー。奴隷貿易と奴隷労働による大農園経営を背景に巨万の富を築いた。 第2紀時代には強力な富豪で、経済的にも繁栄していたが、強く反対していた第3帝国にモロウウィンドが降伏してからは、モロウウィンドの政治への影響力はかなり弱まっている。

 

ドレス家はモロウウィンドの大家の中では最も保守的であり、チャイマー時代のデイドラ崇拝が今でも一般的に行われているほどである。 モロウウィンドがタイバー・セプティム帝国の属国となった戦争では、インドリル家、レドラン家と共に帝国軍に抵抗した家の一つであり、レドラン家が条約に同意した後も条約に反対した。

 

最近では、ダゴス・ウルの敗北後、ドレス家には大きな変化があったようだ。フラール・ヘルセス王はモロウウィンドでの奴隷制を禁止したが、ドレス家はそれにもかかわらず繁栄しているらしい。

 

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フラール家

 

フラール家は常に弱小豪族の一つであり、他の豪族に追いつくためには貿易や外部の政治勢力との関係に頼る傾向があった。 そのため、三旗戦争の際には数少ないエボンハート協定の誠実なメンバーの一人であった。 このことを家自身は、出来事に機敏に対応する能力が政治的に必要であると位置づけている。 貿易や商取引に長け、暗殺者集団のモラグ・トングや犯罪者集団のカモナ・トングと深い関わりがあり政略や謀略に長けた一族であった。第3紀時代にはヴァーデンフェルに領地を持ち、旧首都はナルシスであったが、フラール家の評議会の主要メンバーはすべてヴァーデンフェルに居住していた。本土の領地はナルシスを含むモロウウィンド南西部。

 

フラール家は常に帝国寄りの考え方をしており、タイバー・セプティムのモロウウィンド侵略時にはタイバー・セプティムとの融和を促していた。帝国と休戦し帝国に隷属することに対して大評議会の長であるインドリルがヴィベクの交渉したアーミスティス条約への署名を拒否したため、彼は暗殺され、代わりにフラール家の一員が大評議会の長に就任した帝国とのアーミスティス条約が締結された。 第3紀には帝国当局に協力したことで、彼らは積極的に拡大し、ヴァーデンフェルに多くの新しい集落を建設し、帝国も彼らを支援することができた。 赤の年の出来事とアルゴニアンの侵攻後の政治情勢の中で、これらの集落の正確な状況は不明である。バレンジア女王の退位後、フラール家の一員であるアシン・レタンがモロウウィンドの王となった。彼は王妃の帰還後、『The Elder Scrolls III: Morrowind』の出来事の少し前に亡くなった。

 

フラール家は第4紀時代に大家の地位を剥奪された。これは、オブリビオンの動乱の際に帝国がモロウウィンドを放棄したためである。他の豪家は帝国に怒りをぶつけることができなかったため、帝国の支持者であったフラール家を標的にした。フラール家は追放されて、ほとんどすべての権力を失った。

 

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インドリル家

 

インドリル家はヴァーデンフェルに領地を持たない2つの大家のうちの1つである。 首都はモーンホールドであり、モロウウィンド全体の首都としても機能している。 メンバーの大半は神殿に仕えており、その傾向は赤い年の出来事と法廷の崩壊後に強まり、結果として第4紀にはインドリル家の権力の全てが神殿の手に渡った。神殿の戦士であるオーディネーターもインドリル家で構成されている。

 

チャイマーの武将ネレヴァルはインドリル家の出身であり、インドリル家はそこから法廷そのものが生まれたと主張していた。このようなコネクションにより、彼らはモロウウィンドの歴史の大半において、モロウウィンドの統治を強力にコントロールすることができた。

 

タイバー・セプティムの第三帝国が侵攻してきたとき、インドリル家は服従するよりも死闘を望んでおり、侵攻者に対してゲリラ戦を行うことを提案した。しかし帝国融和派のフラール家の謀略により休戦条約(アーミスティス条約)が結ばれ帝国に隷属することとなる。休戦後、インドリル家の多くの貴族はアーミスティス条約を受け入れることなく自殺し、そのためにインドリル家は大きな影響力を失った。 これは後年になっても続いており、インドリル家は現在、実質的に神殿の付属機関として機能している。

 

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レドラン家

 

レドラン家は自分たちがモロウウィンドの世襲の守護者であると考えている武闘派の家である。この家は、インドリル家のようにその構造の一部ではないが、自分たちの第一の義務は神殿にあると主張している。”レドランとは、第一に法廷に、第二にレドラン家に、第三に家族と一族に義務を負う戦士である。”。

 

ヴァーデンフェル島とモロウウィンド本土の西側に領地を持つ。 モロウウィンド本土の領地にはモロウウィンドの北西部の大部分が含まれる。 赤い年以降第4紀のモロウウィンドの首都であるブラックライトが本土の主な領地。レドランのヴァーデンフェルの領地はヴァーデンフェルの首都であり、歴史上の多くの期間、評議会の所在地はアルドルーンであった。第4紀時代においては、4E16年に帝国が去った後、レイヴンロックの集落を含むソルスセイム島の大部分も支配している。

 

第3紀時代の大部分では衰退していると見られており、より拡張主義的で裏のあるテルヴァンニ家やフラール家にヴァーデンフェルでの影響力を奪われ、さらにカモナ・トングや盗賊ギルドが組織する深刻なレベルの犯罪に悩まされていた。 最も深刻な打撃を受けたのは、アルドルーンが破壊されたオブリビオンの動乱の時であった。しかしオブリビオンの動乱と続く赤い年とアルゴニアン侵攻などダンマーの危機の際のレドラン家の奮闘による多大なる貢献により多くのダンマーの支持を集め第4紀には5大家の指導者的立場となる。

 

オブリビオンの動乱の後、レドラン家はソルスセイム島とモロウウィンド本土に領地を設け、帝国の撤退後はレイヴンロックを占領した。 本土では、レドラン家は「赤い年」の後に最も被害が少なかった家の一つであり、モロウウィンドの大評議会の指導者の地位を引き継ぐことができたという。

 

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テルヴァンニ家

 

テルヴァンニ家は、強力で特異な魔術師によって統治される家であり、家の階層によって課される正式な行動規範はほとんどない。 その結果、最も強力なテルヴァンニ家の領主の多くは孤独に働き、家の問題に直接関心を持たない。三旗戦争の間、テルヴァンニ家はエボンハート・パクトのメンバーであるにもかかわらず、他のパクトのメンバーが自分たちの領土に立ち入らないようにすることに最も関心を持っていた。

 

これにもかかわらず、家の中には事実上の行動規範があり、それは「力こそ正義」であると考えである。ハウスのモットーはこれを反映している。また、このような殺伐とした態度は、政敵を殺害することが紛争解決の手段として全く問題ないことを意味している。 また、現在の支配者である大司教を退陣させなければならない方法でもある。

 

彼らの政治への無関心さは、ハウスの統治構造にも反映されている。テルヴァンニ家の評議会は最も強力な魔法使いたちで構成されているが、彼らを代表して投票するのは「マウス」であり、実際の評議員がしなくてもいいように、評議会でパトロンの代わりに発言する。その孤立主義は、主要な領土の統治にも反映されている。家のメンバー以外がサドリス・モラに滞在するには、「接待用の書類」が必要である。

 

内政や政治に対する態度が自由放任主義であるにもかかわらず、テルヴァンニ家は資源や権力を得ることに関しては最も競争的な家の一つである。テルバヴァンニ家は第三紀の大半でヴァーデンフェルの土地をめぐってフラール家と直接競合し、ヴァーデンフェルの東部地域の多くを支配していた。テルヴァンニ家は実験台と安価な労働力の新鮮な供給を可能にすることから、モロウウィインドにおける奴隷制をより声高に支持する一族である。 ドレス家と並んで奴隷制度賛成派だった。彼らは第3紀時代にはフラール家と協力して魔術師ギルドの輸送魔法の独占を破ったこともある。

 

テルヴァンニ家の領土はモロウウィンドの北東部にある。ネクロムなどがある本土の北東に位置するテルヴァンニ半島とヴァーデンフェルの東部サドリス・モラを含む地域だ。

 

テルヴァンニ家はオブリビオンの動乱の際には、この家はオブリビオンの門を侵略して閉じることで直接モロウウィンドを守っていると噂された。 しかし、その後の4E 6でのアルゴニアンの侵攻により、この家は苦しんだ。

 

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サドラス家

 

サドラス家は、第4紀時代に隆盛を極めた名家です。フラール家に代わる新たな5大家の一員としてテルヴァンニ家、ドレス家、インドリル家、レドラン家とともに、モロウウィンドの統治評議会に参加しています。

 

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文化

 

ダークエルフの文化は、遊牧民であるアッシュランダーと定住民であるグレートハウスに分かれている。

 

ダークエルフの中には、ニックス・ハウンドをペットとして飼っている者もいる。通常、ニックスは凶暴な肉食獣であるが、愛情深く、気配りのできる、忠実なペットとしてよく知られており、飼い主の後をついて回ることができる。また、追跡者、監視猟犬、ネッチデフレーターとしてもよく使われる。ニックス・ハウンドはダゴス・チャップティル家において戦争犬として使われていた。アッシュランダーは彼らの部族の様々な習慣にニックス・ハウンドの部分を使う。 ポニー・グアルも人気のペットとして知られている。

 

 

剥製にされたクリフレーサーは伝統的にスクリブゼリーを詰められ、子供たちが叩けるようにロープで吊るされる。一部の人形師は手作りの衣服に身を包んだ空想の蝋人形を製造し、慎重に熱をかけてポージングすることができる。

 

ダークエルフの酒場は「コーナークラブ」と呼ばれる。

 

法廷と評議会の統治体制の下、モロウウィンドのダンマー家は寺院によって無償で教育され、教育だけでなく住居や医療も提供された。これらの理由から、第三紀末の時点でモロウウィンド内に乞食がいないと主張する市民がいるほど乞食は珍しい存在とされていた。

 

特定のダンマーは結界のグリフと呼ばれる白いタトゥーとして見られる魔法文字で皮膚を覆われており、これは復讐に燃える祖先の亡霊のようなアンデッドから身を守るためである。

 

ダンマーは敵対的な故郷の地域に生息する獣からもたらされる恩恵を利用している。アッシュホッパーの肉とゼリーは食用と錬金術の特性のために収穫され、そのキチンは鎧や耐溶岩被覆の細工に用いられる。アッシュホッパーはまた、維持費が安いペットでもある。 カゴーチはその皮を狩られ、皮にされて衣類や家庭用品に用いられる。

 

 

ダンマーの食器や飲み物を作る際には様々な色のガラスが一般的に使われる。緑や桃色のガラスはその一例である。ピューターや銀は豪族が使用する高級品である。 一部のコーナークラブでは特製のマゼットグラスを販売している。ヴァーデンフェルの粘土は伝統的な赤絵陶器を作るのに使用されている。

 

ダークエルフは動物労働を求める場合、ニクッスオックスとグアルを利用する。グアルはモロウウィンドでは標準的な馬や荷役動物である。グアルの皮は衣類や生活用品を作るために加工される。

 

 

ニクッスオックスは灰枯病で全滅する前のヴァーデンフェルで特に重要な存在であった。ニクッスラングラーは市場で販売するために野生のニクッスオックスを狩っていた。若いニクッスオックスはキチン質の耐久性が高く、飼いならすことが容易であったため、より価値があった。飼いならすには、鎧の背中を開き、肉の下にある神経の束(「駆動室」と呼ばれる)をいじって、ニックスをおとなしくさせる方法がとられた。裕福なニックス農家は「ドレンリン」と呼ばれる商人を雇い、彼らのためにニックスオックスを手なずけることができた。

 

 

建築

 

ペラギアドのような最近の帝国の植民地では、ハイロックや他の西部の地域で見られるような半木の家や石の城が見られる。しかし、ダンマーのグレートハウスは文化的な優位性を維持しており、それぞれが独自の習慣と建築を見せている。

 

 

レドラン建築様式

 

甲殻類や軟体動物の形をした有機的な建築物(時にはそれで作られたものもある)。最も印象的なレドラン様式の建築物はアンダースカルであり、アルドルーンの大部分は地下にあるが宮殿のような荘園地区である。

 

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フラール建築様式

 

シンプルなスタッコ仕上げの石材を使用し、階段やスロープを使った多層構造になっている。四角くて角が丸く、しばしばバットレスが施されているこのスタイルは、第2紀時代と第3紀時代のヴァーデンフェルに見られ、ヴィベク・シティの都市のデザインで頂点に達した。

 

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テルヴァンニ建築様式

 

奇妙にねじれたキノコ型の塔や住居があり、それらは建設されたものではなく魔法で育てられたものである。このスタイルは第2紀時代と第3時代のヴァーデンフェルのサドリス・モラなどにも存在し、第4紀時代のソルスセイム東部のテル・ミスリンにも見られた。

 

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ヴェロシ建築様式

 

先祖代々の墓や古代の塔、神殿の建物などに見られる。 後の様式の中では、最も明確にフラールに影響を与えた。

 

 

 

ボエシア建築様式

 

デイドラの王子ボエシアに由来するスタイルである。 このスタイルはモロウウィンドの様々なデイドラの遺跡に見られるものと似ており、有名な建築家Guylaine Marilieが、後にFort Arandが建設された場所にデイドラを収容するための刑務所を建設する際に使用した。

 

東洋風の外観で尖った板状の屋根を持つ装飾的な石造りの建物を特徴とする無名の様式は、第2紀のモロウウィンド本土で一般的であり、シロディールにまで及んでいた。モーンホールドは第3紀時代にもこのスタイルを維持していた。

 

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その他の建築様式

3E 414以降にヴァーデンフェルに建設された帝国の集落は、伝統的な帝国様式で建てられている。セイダ・ニーンなどである。第1紀初期に作られたデイドラとドゥーマーの遺跡は、ヴァーデンフェルと本土の両方でモロウウィンドでよく見られる光景である。デイドラの祠の重い曲線のヴォールトは、その頑丈さゆえにダンマーには快適だと思われるが、外部の人間には残忍で圧迫感があるとみなされる。

球根状のひょうたんのような泥の構造をしたアルゴニアンの建築物は、第2紀にエボンハート・パクトが結ばれ、アルゴニアンの奴隷が解放された後、モロウウィンド本土で一時的に繁栄した。

 

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アッシュランダー

 

アッシュランダーはモロウウィンドの荒野に住むダンマーの遊牧民である。メレシック時代では、アッシュランダーは他のダンマーと非常に似通っており、対等な立場にあったが、第一評議会の時代とグレートハウスの台頭以来、彼らは着実に最も貧しく敵対的な土地に追いやられてきた。 地元の野生動物を狩ることで得られる資源は、小屋、鎧、衣類、一般的な家庭用品の製造に使われる。アシュランダーの文化は、ハウス・ダンマーが残した祖先崇拝の部族文化の遺跡である。

 

彼らの文化では、ギフトを贈ることが特に重要です。アッシュランダーの間では、贈り物は見知らぬ人への礼儀のしるしであり、友人への愛情のしるしでもあります。心のこもった贈り物は、贈り手が慎重で、思いやりがあり、受け手の望みや必要性を認識していることを示しています。

 

アッシュランダーは遊牧民であり、解体・移動が可能な小屋に住んでいます。彼らのポータブルな小屋は、キチン質のフレームに皮を張ったものだ。これらの小屋はすぐに解体でき、グアルの上に乗せて新しい放牧地や狩猟地に移動することができる。ハンのテントは、家族のテントをより大きく、より精巧にしたものです。 彼らは物質的な豊かさを必要としません。大きな建物、重い家具、派手な服は、ハウス・ダンマーが持っているもので、アッシュランダーは役に立たないゴミだと考えている。

 

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食文化

 

モロウウインドは不毛の地なので、ダンマーはとにかくいろんなものを食べます。

生態系も他の地域とは異なります。家畜のかわりにダンマーは昆虫を飼い、狼や熊でなく爬虫類や類人猿の捕食動物が生息しています。

 

クワマーは家畜化された虫で、モロウウインドの食文化で重要な位置を占めます。スクリブ(幼虫)は収穫して潰して、酸っぱいスクリブゼリーになります。細く 切って乾燥させ、スクリブジャーキーにもします。卵は生でも調理してでもいける、モロウウインド内外で人気の食べ物です。

 

動物を狩ったり、飼育して食べたりもします。ニックス・ハウンドは類人猿の一種の獣で、肉は柔らかくてすごくおいしいみたいです。海岸や湖で獲れるマッドクラブもおいしいです。荷馬として使うグアーという大きな爬虫類も食肉として利用されます。

 

スカットルは野生の昆虫の肉でできた料理です。チーズのような感じで、脂っこいです。モロウウインドでは大人気。

 

サルトリスは農場で(奴隷によって)育てられる穀物です。野生でも見つかります。コンベリーは苦味のある木の実で、 お酒に使います。ハックル・ローの葉はみずみずしくておいしいです。ウィックウィートとビターグリーンは香りつけのハーブとして使われます。

 

他の種族と同じく、ダンマーはおやつが好きです。マーシュメローという葦を潰してどろどろにしたのは人気のごちそうです。生でも調理しても。調理したスローターフィッシュのうろこはサクサクしてるみたいです。

 

一般的なお酒はスジャンマ、コンベリーから作るワインのシェイン、同じくコンベリーのブランデーがグリーフです。マッツェはサルトリスから作ります。バルモラが産地の高級ワインのバルモラブルーも有名です。またトラマという低木の苦い根でお茶を煎れたりします。

 

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宗教

 

デイドラの崇拝

 

チャイマーはヴェロシとボエシアによってサマーセット島から導かれモロウウィンドの地へと来た。ボエシアは彼らの脱出を助けるためにトリニマックを食べた。 彼はアズラとメファーラと共にチャイマーをヴァーデンフェルに導き、マラキャス、メイルーンズ・デイゴン、モラグ・バル、シェオゴラスを伴った。

 

アズラ、ボエシア、メファーラの3柱はチャイマーに特定の形の進歩をもたらしたと信じられている。ボエシアは哲学や建築など様々な分野で、メファーラは後のダンマーの社会を定義する家制度を考案し、アズラはアルトマーとの違いを教えたという。これらは多くのダンマーの民話で「良いデイドラ」とされている。他の4柱のデイドラは伝統的に試練を与え、対立する人物と見られているが、これはトリビュナル時代に始まった後の精緻化であるかもしれない。

 

特にダンマーはアズラ、ボエシア、メファーラの3柱のデイドラの王子を崇拝する。

 

トリビュナルの神格化後、トリビュナルの神殿ではデイドラの崇拝が禁止された。これはデイドラの性質が一定しておらず危険であるため、デイドラを崇拝する資格がないと主張したためである。 アズラ、ボエシア、メファーラは交代を承諾したとされ、交代したトリビュナルのメンバーとある側面を共有するトリビュナルの「予期」となった。 ボエシアの代わりにアルマレクシア、アズラの代わりにソーサ・シル、メファーラの代わりにヴィベクが就任した。

 

しかし、チャイマーが崇拝していた他の4柱のデイドラはこれを受け入れず、「災厄の四天王」となった。 この時点で、試練の人物や克服すべき障害としての彼らの役割が固まった。

 

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トリビュナル神殿

トリビュナル神殿は、3人の生きた神々を崇拝していた。アルマレクシア、ソーサ・シル、ヴィベクの3人の生神を崇拝しており、ALMSIVIとしても知られている。それぞれの神はダンマーの人々にとって様々なものの守護神であった。アルマレクシアは教師やヒーラーの守護神であり、ヴィベクは芸術家やならず者の守護神であり、ソーサ・シルは芸術家や魔法使いの守護神であった。 神殿の教義によれば、3人のトリビュナル神は超人的な規律と美徳、そして超自然的な知恵と洞察力によって神の力を得たという。 バール・ダウがシェオゴラスによって空から飛ばされたとき、ヴィベクによってヴィベク・シティへの衝突を阻止されたとき、あるいはアルマレクシアとソーサ・シルがメイルーンズ・デイゴンがモーンホールドを破壊した後にオブリヴィオンに追放したときなど、神殿はダンマーを数々の災難から救った。 このようなことをすることで、トリビュナルは最終的にダンマーの人々の信頼を得て、元々あったデイドラへの崇拝を取り払い、自分たちを崇め奉る立場へと移行した。移行に抵抗した者は、神殿によって誘惑者や悪魔の姿に仕立て上げられ、「災厄の四天王」と呼ばれるようになった。

 

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第3紀末期、ネレヴァリンがロルカーンの心臓を破壊した後、トリビュナルの力は神聖を失った。アルマレクシアは神性が離れていくにつれ、心を病んでいった。怒りに駆られてソーサ・シルを殺害した後、アルマレクシア自身もネレヴァリンに殺害された。 ヴィベクも姿を消し、生死は不明。これによりトリビュナル神は崩壊した。

 

4E5の赤の年の出来事の後、ダンマーは今はなきトリビュナルへの信頼を失い始め、神殿内で分裂が起こった。最終的には反体制派の神官が優勢となり、トリビュナルを聖人として崇め、3柱の善良なデイドラ(アズラ、ボエシア、メファーラ)への崇拝を復活させました。その一環として、彼らはレクラメーションと呼ばれ、アッシュランダーは真の崇拝の道の守護者として謳われました。

 

著名人

 

 

ヴィベク

 

 

 

ソーサ・シル

 

 

アルマレクシア

 

 

 

インドリル・ネレヴァル

 

 

 

ダゴス・ウル

 

 

 

ヘルセス王

 

 

 

バレンジア女王