普段のトレードに役立つファンダメンタルズ分析を分かりやすく解説

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今回の記事はFXにおける【ファンダメンタルズ分析】をどのようにしてトレードに活かすか?てな感じのテーマで書いていきたいと思います。

 

 

私は普段、移動平均線やらレジサポラインやらを使ってトレードしているテクニカル分析トレーダーではありますが、ファンダメンタルズ(経済的な指標)分析を全く使っていない訳ではございません。

 

 

やはりファンダメンタルズ分析は指標発表などによる急激な値動きによる損失を回避したり、ポジションを立てる際の後押し材料にできるので、優位性のあるトレードをしやすくするなどのメリットがあると考えてます。

 

 

急変動のチャート

 

 

テクニカル分析だけでもトレードはできると考えていはいますが、ファンダメンタルズの知識があればより期待値の高いトレードができるのです。

 

逆にファンダメンタルズ分析だけで戦うのは、個人トレーダーとしてはなかなか難しい現状があると考えています。

 

 

ここでは、まず最初にファンダメンタルズと為替相場との関係性から見ていきまして、ファンダメンタルズ分析だけでトレードするはあんまりオススメしないよ〜、と言うところを解説。

 

最後に「じゃあどうやって普段のトレードにファンダメンタルズ分析を活かすのか」って言う具体的なやり方を解説いきます。

 

 

・ファンダメンタルズをどのように活用すれば良いのかお悩みの方

・ここまでテクニカル一辺倒でトレードされていた方

 

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

ファンダメンタルズと為替相場の関係を解説

 

 

まずはファンダメンタルズ(経済・政治的な指標)と為替相場の関係をカンタンに見ていきしましょう。

 

 

FXは円・米ドル・ユーロなど世界各国の通貨(ペア)を売買してその価格差で利益を狙うものです。
1ドル=100円で1ドル買い、1ドル=110円で持っていたドルを売ると10円の利益が出るというのがFXの基本的な利益の仕組みですね。

 

 

そして「通貨の価格」というのは主にそれぞれ国の信用を表しています。

 

 

もともとは金本位制と言ってその国の持つ金の量に比例して通貨の価値が決められていましたが、変動相場制になって以降その国の政治経済など国力による信用が通貨の価値となりました。

 

 

もちろんもっと細かくて複雑な仕組みの上で成り立ってはいますが、初心者さんがファンダメンタルズを勉強する上で「通貨の価値=国の信用」と理解しておけば大きく問題はありません。

 

 

そして為替相場では信用のある国の通貨は人気→買われる信用の無い国の通貨は不人気→売られるという流れが基本です。

 

 

アメリカや日本など先進国は政治・経済が基本的には安定しているため国の信用が厚く、通貨の価値も高く・流通量も多いですが、発展途上国の通貨は政治・経済が安定してないので国の信用が薄く、価値も低めと判断され、流通量も少ないです。

 

信頼の薄い自国通貨の代わりに米ドルを使っているって国も少なくありません。

 

 

※ちなみにアメリカの10年債は信用の高いアメリカ政府が発行している債権のため「世界一安全な投資先」とも言われてるよ。

 

通貨の流通量

 

 

景気が良い↑・政治情勢が不安定↓・内戦が起こってるなど各国の経済・政治を知ることで通貨が買われるか売られるかある程度把握できるのはこのためなのですね。

 

 

これがファンダメンタルズと為替相場の大まかな関係になります。

 

 

日本円の場合は、株高(景気が良い)の場合円安(円の価値がやすくなる)に動くので特殊ケースですね。

 

この辺を話していると長くなっちゃうので、興味ある方は調べてみてください。

 

ここでの本題はファンダメンタルズを日々のトレードにどう活かすかってところですからね。

 

 

ファンダメンタルズ分析だけでトレードすることは難しい

 

ここまでの話で

読者Kさん

じゃあ、経済情報を集めて売買すればFXは楽勝じゃん♪

 

 

と、思った方も多いと思いすが、残念ながらその思いは打ち砕かれることになる可能性が高いです。

 

実は我々個人トレーダーがファンダメンタルズだけでトレードすることはリスクが高く難しかったりするんです。

 

 

外貨預金並みに超長期的なポジションを考えているならいざ知らず、自分みたいなデイトレーダーは特に無理ゲーです。

 

その理由を紐解いていきましょう。

 

個人トレーダーが情報戦で勝つことはもはや不可能

 

 

ファンダメンタルズから値動きを判断するには世界中のかなり踏み込んだ情報が必要になります。

 

 

みんなが知れる普段ニュースで流れているような情報では無く、企業や政府の超お偉いさんだけが知り得るような厳選された一次情報ですね。

 

 

複雑な情報

 

 

そんなハイレベルは情報を一般ピーポーが得ることは当然できず自分たちが知ることができる情報はあくまで概要にしか過ぎません。

 

 

確信部分まで知ることができないので、自分たちが知ることのできるファンダメンタルズのみで売り買いの判断をすることは難しいんですよね。

 

 

逆に言えばみんながみんな売り買いどちからかに思いっきり傾くような情報は、市場のパニックにも繋がるのでお偉いさん達にしても、そのまんまの情報は言えないって方が正しいかも知れません。
特に為替では、一企業の株価とは違い「国レベル」の話になってくるので、個人がそう易々と革新的な情報を得られるもんでもないですよね。

 

 

では、決まった時刻に全世界で「同じ質」の情報が一斉発表される「経済指標」なんかはどうでしょうか。

 

政策金利の発表とか、経済状況を表す重要指標となる雇用統計とかですね。

 

 

経済指標カレンダー

 

初心者トレーダーさんは指標発表時に、なんとかして結果をいち早く知って早めに仕掛ければ稼げるんじゃないか?と考えがちですが(昔自分も同じように考えていました)こちらも個人トレーダーが情報戦で他のトレーダーを出し抜くのはいささか厳しいです。

 

 

経済指標の結果は為替市場の最先端で動く大企業や投資家→ニュースなど介して自分たち個人トレーダーへ伝わるという順番なので指標の結果を早く知ることはできません。

 

いち早く知ることができないってことは、その情報によってある程度価格が動いちゃった後に情報を知ることになるので、時すでにお寿司状態なのです。

 

 

しかも、トレードを生業としている企業は今の時代、AIやらアルゴリズムやらを使って、人間が情報を判断して注文できる速さを余裕で凌駕する超高速トレードを行なっていたりするので、、、

 

 

ファンダメンタルズに関して情報の量と質と速さで個人トレーダーが大企業や大口投資家に勝つことは、ほぼ不可能であり、ファンダメンタルズだけを根拠にトレードすることは難しいのが現実なのです。

 

仮に情報を入手できても「織り込み済み」というものがある

 

 

仮にある国の政策金利の発表前に”今回の発表で金利が上がるぞ”という情報を得て、指標前に買いで仕掛けたとしましょう。

 

 

政策金利が上がると一般的に価格は上昇しますので、発表前に買いで仕掛けておいて実際に金利発表が行われ上がれば大儲けできますよね。

 

 

指標前に仕掛ける

 

 

ただ実際に金利が上がると発表されたにもかかわらず、全く上昇しなかったり反対に大きく下落することがあります

 

 

これが織り込み済みというもので、金利が上がるということがすでに市場のトレーダーたちに織り込まれているというものです。

 

例えるならば

 

ケンシロウ「お前(価格)はもう上がっている」

 

状態で、いざ発表された後に買う奴は居ないって感じです。

 

 

大口投資家などは金利発表時に「利益を確定したい」、つまり「売りたい」人が多くなってくるので、買いで仕掛ける個人トレーダーに売りつけてオサラバするため、逆に金利が上がったのに下落したりする訳ですね。

 

 

「噂で買って事実で売る」なんて言い方もされています。

 

 

経済指標前トレード損切り

 

 

個人トレーダーが知っているような情報はプロ連中の間では、すでに知れ渡っていて市場では織り込まれているので、相場というものは一見とってもイジワルな値動きをしたりするのです。

 

気をつけてください。

 

ファンダメンタルズの活かし方解説

 

 

じゃあファンダメンタルズはトレードに活かせないのか?と言われればそんな事はありません。

 

 

情報deトレードって感じではなく、利益に直結しなくともうまく活用すればファンダメンタルズは利益を上げるための手助けとなってくれます

 

 

ドル円の日足チャート

 

 

大方の情報は市場に織り込まれているとは言え、通貨の価格変動に大きく影響を与えるニュースなんかは「価格が動いたとは言え、まだまだこのニュースのポテンシャルはこんなものではない!」って感じ考える人も居て、数週間〜数ヶ月、時には数年間かけて、じっくりと一方向に変動したりします。

 

 

お偉いさんやトレードを生業としている企業なんかも上がる下がるは大枠把握できるにしても「その価格変動がどこまで、どのように続くか」ってところまでは読み切れないはずなので、このようにじ〜くりと価格に織り込んでいく、なんて動きが出てくる訳です。

 

 

こうした値動きはレアケースではありますが、来るべきその日に備えて頭の片隅に置いておきましょう。

 

相場の大きなトレンドを掴む

 

 

為替に関する大きなニュースを知ると、今の相場の価格変動がどういった要因で動いているのかを大まかに知ることができます。

 

 

例えば2012年から始まったアベノミクスによる金融緩和政策。

 

 

日銀が金利を0まで引き下げ&紙幣をたくさん発行して世の中にお金を流通させる、って感じの施策を行ったため日本円の価値が下り相場は円安のトレンドが形成されました。

 

 

アベノミクストレンド

 

 

長期足がこれだけイケイケなトレンドだと(円を売って)ドルを買ってりゃ儲かりますからね。

 

 

金融緩和によって相場が円安のトレンドになるだろうと大方予想のついた私はこのトレンドに乗っかり、かなりの資産を増やすことができました。

 

 

このときも普段から政府や日銀が日本経済をどう捉えて、どういう政策を考えているのか?を完璧にではないにしろ大枠で把握していたため、このトレンドに乗っかることができたのですね。

 

 

ファンダメンタルズの仕組みや政治経済施策が為替相場へどう影響するのかを知識として持っておくことで相場の大きなトレンドを掴むことができ、このトレンドを後押しにしてテクニカル分析で有利にトレードすることができるのです。

 

 

たとえ目先の利益に反映されなくとも、日々ファンダメンタルズや政治経済について勉強することが大事ですね。

 

 

急激な値動きによる損失を防ぐ

 

 

雇用統計、政策金利、他にも大統領選挙やイギリスブレグジット問題などファンダメンタルズ要因で相場が大きく動く際はテクニカル分析が通用しなくなります。

 

 

指標時値動き

 

 

テクニカル分析をメインとしたトレードがどれだけ完璧だろうと、こうした急激な値動きの中ではテクニカルは通用しません。

 

 

ただ、経済指標がいつ発表されるのかを予め把握しておくと、持っているポジションを事前に決済したりトレードを控えたりと急激な値動きによる損失を防ぐことができます。

 

 

自分の渾身のトレードが急激な相場の値動きで損切りになってしまうのは残念ですし、その後ヤケになってむやみにトレードしてしまうなんてことにもなりかねませんからね。

 

 

こうした無駄な損失を回避するためにもファンダメンタルズに関心をもって日々経済指標をチェックすることをオススメします。

 

 

指標後のトレンドに乗っかる!コバンザメトレード

 

 

中級者〜上級者向けのスキルではありあますが、、、

 

 

経済指標の発表が要因となって売り買いの流れが一方向へ偏り始めた際に、その流れにくっついていくというトレード方法をコバンザメトレードといいます。

 

 

コバンザメトレード

 

 

このトレードができれば経済指標の直前直後の急変動で仕掛けるようなギャンブルトレードよりも、リスクを抑えて経済指標を活かしたトレードをすることができます。

 

 

相場の【流れが決まってから後乗りする】というまさにいいトコ取りですね。

 

 

ファンダメンタルズの正しい知識を身に付けよう

 

 

何だかんだ結構長くなってしまったので、ここまでの話をまとめると

 

 

・ファンダメンタルズ(政治経済的な指標)の多くは各国の信用度を表すものであり、信用によって価格が上下するので、価格変動を狙ってトレードしているFXでは重要な知識である。

・とは言え、ファンダメンタルズだけでトレードするのは個人レベルでは結構無理ゲーである。

・ファンダメンタルズの活かし方は

①金利など価格変動の大きな要因を把握し、相場の大きな方向性を掴む
②雇用統計など予め発表日時が決まっているもの把握し、急変動に備える
③指標発表直後ではなく、流れがある程度決まったところから「後乗り」でくっついていく(コバンザメトレード)

 

って感じですね。

 

今までファンダメンタルズを意識せずトレードしていた方はぜひ今回の記事を参考にしながら普段のトレードに挑戦してみてください。