グランビルの法則

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今回はFX界で有名な法則の1つ、グランビルの法則について解説していきます。

 

 

移動平均線とローソク足の位置関係から売買ポイントを導き出してくれるこの法則は、そのシンプルさ故に理解しやすく、FX初心者さんにも人気のある法則です。

 

 

しかし!

 

 

この法則を実際の動いてるチャートに当てはめてもトレードで勝てない!

 

 

読者の皆さんもこんな経験をしてるのではないでしょうか。

 

 

FXの相場に絶対はなく、理論法則をそのまま使って勝てるほど簡単ではありません。

 

 

にもかかわらず、過去チャートに当てはめられた解説ばかりで、リアルタイム相場でのグランビルの法則の使い方に言及してる例はなかなか無い。。。

 

 

というわけで今回、

・グランビルの法則の基礎
・実際のトレードでの使い方

といったところを、この記事で大公開していきたいと思います。

 

 

理論法則に100%は無いとはいえ、やはり長年語り継がれてきたものなので、確率的には大きな割合でその傾向が相場に現れるものです。

 

 

理論・法則にその他のテクニカル分析を加えていけば、実際の相場でも活きてくること間違いなし!

 

 

特にグランビルの法則はシンプルな法則なので、一度身につければFX初心者さんでもあっさりトレードで活用できることでしょう。

 

 

グランビルの法則の実践での活かし方を知りたい方は是非とも参考にしてみてください。

 

【基礎編】グランビルの法則を詳しく解説

 

 

グランビルの法則は移動平均線ローソク足の位置関係から、4つの買いポイント・4つの売りポイントを見極めるためのものです。

 

 

百聞は一見にしかず。

 

 

さっそく買いポイントの方から見ていきましょう。

 

 

「グランビルの法則」4つの買いポイント

 

グランビルの法則の4つの買いポイント

「グランビルの法則」買いポイント×4
下降トレンドだった移動平均線が、横ばいor上昇になり価格が移動平均線を上抜けた時
移動平均線が上昇トレンド中に、価格が移動平均線を下抜けた時
価格が大きくプラスに乖離した後、下落するも移動平均線まで落ちず、再度上昇した時
下降トレンドの移動平均線よりも、価格が大きくマイナスに乖離した時

 

 

ここで、「なんでこれらのポイントが意識されるんじゃろ?」と気になる方もいらっしゃるかと思います。

 

 

鍵となるのは、各ポイントで働く市場心理ローソク足は移動平均線に収斂と乖離を繰り返すという習性の2つの要因が大きく関係しています。

 

それぞれのポイントを詳しく推察してみましょう。

 

 

① 上昇トレンド先行期

 

下降トレンドで価格が落ち着いてくると移動平均線が横ばいor上昇に変化し、そこから価格が移動平均線を上抜けてくるといよいよ上昇トレンドへ転換する期待が高まります。

 

移動平均線の上抜けを目安に上昇トレンドの始まりと判断したトレーダーの買いが一気に集まったり、売りポジションを持ってたトレーダーも損切り(買い決済)されるため、価格が上昇しやすく買いポイントの1つと判断されます。

 

 

② 上昇トレンド追随期

①のポイントで買いで入ったトレーダーがある程度含み益が出てくると決済し始めるため、価格は一旦下落します。

 

移動平均線を割るほど下落してくると、移動平均線は上向きなのに価格が下回っている状態、すなわち上昇の期待を持ちながらも割安な価格で買うことができるため再度注文の集まりやすいポイントとなります。

 

 

③ 上昇トレンド安定期

上昇トレンドが安定してくると基本的には買いの勢力が強いわけですが、もちろん途中で決済するトレーダーもいるため上げ下げを繰り返しながら上昇していきます。

 

ここまで来ると上昇の勢いはなかなか止まらず、移動平均線までは戻らずに押し目を作るので、そこが買いポイントの1つとなります。

 

 

④ 下降トレンド 乖離からの戻し狙い

最後は下降トレンド中の買いポイントです。

 

価格には移動平均線へ戻ってくる性質があるため、下降トレンド中に価格が移動平均線から乖離しすぎると徐々に買い始める人が増えて価格が上昇するため、買いで逆張りを狙うことができます。

 

 

以上のような市場心理に加えて、グランビルの法則は世界的に有名な法則であるため、単純に意識するトレーダーの数が多いというのも①〜④を買いポイントたらしめる要因になるわけです。

 

 

「グランビルの法則」4つの売りポイント

 

続いては4つの売りポイントです。

 

 

といっても、FXで取引するのは通貨ペアなので、売り反対側の通貨を買うということです。
つまり買いポイントを逆さに見たものが売りポイントになります。

 

 

グランビルの法則の4つの売りポイント

「グランビルの法則」売りポイント×4
上昇トレンドだった移動平均線が、横ばいor下降になり価格が移動平均線を下抜けた時
移動平均線が下降トレンド中に、価格が移動平均線を上抜けた時
価格が大きくマイナスに乖離した後、上昇するも移動平均線まで届かず、再度下降した時
上昇トレンドの移動平均線よりも、価格が大きくプラスに乖離した時

 

 

買いポイントをまんま逆さにしただけなので、市場心理についてはこちらでは割愛させていただきます。

 

 

世界中のトレーダーが意識する法則を理解しておくことは百利あって一害なしです。

 

それほど難しい法則ではないので、しっかり抑えておきましょう。

 

「グランビルの法則」移動平均線の数値

 

 

グランビルの法則における移動平均線の数値は200が推奨されてますが、「200に設定しなければ、法則通りにならない!」というわけでもないので、自分のトレードスタイルに合わせて変更しても問題ありません。

 

「グランビルの法則は日足で200移動平均線でのみ有効!」

とかなっちゃったら、短期足をベースにトレードする人は使えないなんて話になりますからね。

 

 

とはいえ、グランビルの法則は相場のトレンドの始まりや終わり、さらにその際の市場心理を元に導き出されてるので、相場の急激な値動きに有効というよりは、ある程度ゆっくりとしたトレンド相場前後で有効になります。

 

 

なので例えば、短期、中期、長期と移動平均線を3本表示させるとしたら、一番長い、長期の移動平均線を軸にしてグランビルの法則を当てはめていくのがオススメです。

 

 

数値としては、90100200などがオススメですね。

 

 

ちなみにORZは移動平均線100を使っております。

 

 

FXをはじめたばかりでどのくらいの設定にすればいいのかわからんって時には、まず誰かのトレードを真似するところから始めればOKだと思います。

 

 

グランビルの法則が実践で活きる、MTF分析とは?

 

 

ここからはいよいよ実践編!

 

 

冒頭でもお話した通り、グランビルの法則を実践で活かすには、その他のテクニカル分析を加えていくことです。

 

 

オシレーター系のインジケーターを加えるなど、基本的には自分が使いやすいものを試して実験していけば良いのですが、私の経験上特にオススメはMTF(マルチタイムフレーム)分析です。

 

 

これは複数の時間足(マルチタイムフレーム)で相場状況を確認し、それぞれを繋げて相場全体を把握するという分析方法です。

 

 

相場には日足〜5分足と、小さな時間足の相場が大きな時間足の相場の一部となっていて、小さな時間足は大きな時間足に引っ張られる習性があります。

 

※急激な値動きのときは大きな時間足の流れも無視しちゃいますが。

 

 

時間足の関係

 

 

この修正を活かして、1つの時間足だけを見てグランビルの法則を当てはめるのではなく、複数の時間足でグランビルの法則が当てはまるタイミングでエントリーしちゃおうと言うわけです!

 

 

グランビルの法則は市場心理に基いた法則なので、各時間足での市場心理が働くポイントが重なることで、より優位なポイントを捕まえることができます。

 

 

実際のチャートで見てみましょう。

 

グランビルの法則が重なるポイントを検証

 

 

今回は1時間足や4時間足など相場の中期足をベースにしたデイトレードの場合の検証をしていきます。

 

 

こちらはドル円の1時間足。移動平均線の数値は100に設定してます。

 

 

グランビル1時間足

 

 

相場状況としてはローソク足が移動平均線を上抜け&移動平均線100も徐々に上向き&高値更新といったことから、上昇トレンドの初期段階という感じですね。

 

 

ローソク足が一度移動平均線付近まで戻してきてるので、反発上昇するなら、グランビルの法則③、移動平均線を下抜けずに押し目ポイントになります。

 

 

しかしこの時間足だけでは、
ここから本当に上昇するのか?
いつのタイミングでエントリーしたらいいのか?
といった不安が残るので、大きい時間足の流れに引っ張られるという相場の習性を活かして、より大きな時間足を確認していきます。

 

 

グランビル日足

 

こちらは日足。

ローソク足が安値更新&移動平均線100も下向きということから、相場状況としては下降トレンドです。

 

 

ただ直近の値動きを見ると、移動平均線までの乖離を埋めようと上昇しているので、移動平均線付近までならこの戻しの勢いに乗っかってエントリーできそうですね。

 

 

グランビルの法則④、移動平均線との乖離からの戻しポイントとなります。

 

 

2つの時間足でトレードの方向性が決まったので、最後にエントリータイミングを小さい時間足で確認します。

 

 

5分足

 

 

相場状況としてはレンジ相場、もしくは下落気味レンジと言う感じです。

 

 

移動平均線100を上抜けたタイミングでエントリーできれば、グランビルの法則買い①、移動平均線を上抜けポイントになります。

 

 

1時間足と日足でトレードの方向性は固まってるので、5分足はあくまでエントリータイミングを測るのみというイメージですね。

 

 

 

 

グランビルの法則MTF分析

 

 

もちろんトレード経験のある人は、無理やりグランビルの法則に当てはめずに、MTF分析と値動きを見て判断しても問題ありません。

 

 

トレード経験の浅い初心者さんは、グランビルの法則をトレードの際の判断基準として、今回のようにMTF分析と合わせて使っていくと良いかもですね。

 

 

まとめ

 

 

今回は世界的に有名な「グランビルの法則」についての解説でした。

 

 

法則の背景にある市場心理を読み解き、複数の時間足を用いてより根拠の厚い戦略を立てることができれば、いままで以上に勝率の高いトレードができるようになるかと思います。