逆イールドカーブは完全に解消へ 米国のリセッションは2020年頃か

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米10年債利回り1.92%に対して、米3ヶ月債利回りは1.59%と、逆イールドカーブが完全に解消されたことで、2020年~2021年頃にもリセッション(景気後退)入りする公算が大きいです。

 

【米10年債利回り-米3ヶ月債利回り】

 

通常、年限の長い債券ほど利回りが高くなる傾向にあるのですが、過去三回のリセッションを振り返ると、いずれもリセッション直前に年限の長い10年債が年限の短い3ヶ月債よりも利回りが低くなり、金利差がマイナスに落ち込んでいることがわかります。

そして、リセッションはマイナス圏に落ち込んでいる時に起こるのではなくて、マイナス圏からプラス圏に浮上し、金利差が拡大することで起きています。

ちなみに、過去三回のリセッション直前の米10年債利回りと米3ヶ月債利回りの金利差は、それぞれ2007年が0.68%、2001年は0.63%、1990年は0.62%と、0.6%を超えてからリセッション入りしていました。

また、過去三回のリセッションでは、いずれも逆イールドカーブが解消されてから2~7カ月以内にリセッション入りしていたため、2019年10月を起点とすると2019年12月~2020年5月頃にリセッション入りすると考えられるわけです。

 

つまり、現在の長短金利差が0.33%ポイントであることを考えると、直ちにリセッション入りするとは言えないものの、このままの巡航速度で行けば早ければ来年にもリセッション入りすると考えられるわけです。

ただし、リセッション入りしたかどうかの景気判断は全米経済研究所が事後報告として公表するものなので、2020年にリセッション入りしたとしても、それを投資家らが確認できるのは一年後の2021年頃になると思います。

 

たとえば、2007年12月から始まったリセッションを全米経済研究所が公表したのは2008年11月末と、リセッション入りしてから一年後のことでした。

 

【ダウ平均:(週足)】

 

ダウ平均の週足チャートを眺めると、強気の三角保ち合いを上にブレイクアウトするなど新波動入りしていることが確認できます。

 

これは青天井を意味するため、株高はさらに続く公算が大きいと言えるのです。

そしてそれは、強気相場の最終局面であることを同時に示唆していることから、過度な楽観は禁物です。

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